1972-04-25 第68回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第3号
○参考人(清井正君) 先生御指摘のとおりでございます。かつて昭和四十二年にちょうど今回と同じような実は問題が起こりました。それで、私どもの当時の副理事長も中労委まで出まして、中労委のあっせん案といたしまして、三十五年の二月十九日のあっせん案第五項を確認するということを当時のあっせん委員から出されまして、それに対する確認書ということで私ども三者で確認をし合ったわけでございます。その点は先生御承知と思いますけれども
○参考人(清井正君) 先生御指摘のとおりでございます。かつて昭和四十二年にちょうど今回と同じような実は問題が起こりました。それで、私どもの当時の副理事長も中労委まで出まして、中労委のあっせん案といたしまして、三十五年の二月十九日のあっせん案第五項を確認するということを当時のあっせん委員から出されまして、それに対する確認書ということで私ども三者で確認をし合ったわけでございます。その点は先生御承知と思いますけれども
○参考人(清井正君) 御説明申し上げます。 申し上げるまでもないことでございまするけれども、問題になっております馬丁さんは調教師の雇い人ということでございます。調教師が馬主から馬を預りまして馬丁を雇ってその調教をするということでございますので、雇用契約は調教師との間に結ばれておる。したがって、雇用契約に基づく労働条件等は調教師との間に毎年いろいろ折衝をいたすということになっているわけでございますが
○清井参考人 東京につきまして、第一回と第二回を中止いたしまして、二月二十六日の中山から平常どおり開催することができたわけでございますけれども、一日十レースといたしまして百六十レースばかりなくなったわけでございます。しかし、御承知でございましょうが、競馬の番組の編成というのは専門家が非常に苦心してつくるわけでございますけれども、だんだん勝ち抜き勝ち抜きということで条件を上げてまいっておりまして、一着
○清井参考人 ただいまの御指摘でございますが、北野氏の発言についてのお話ございましたが、ちょっと、私どもといたしまして、北野さんがこう言ったということまで申し上げるのはいかがかと思いますけれども、私どもの説明としては先ほど申し上げたとおりでございまして、決して隠しだてをいたしておるつもりではございません。私自身も当時はレース場に出ておりまして、北野さん自身にお会いしたのでございます。北野さん自身からお
○清井参考人 ただいまお話がございましたことについて、私からまずお答えを申し上げまして、足りない点は中西からお答え申し上げることにいたしたいと存じます。 先般の、先ほど畜産局長からお答え申し上げました件につきまして、まず申し上げたいと思います。 私ども競馬をやってまいりまして、私責任者となってまいりましてから数年たっておりますが、その間非常な発展を遂げておることは、先ほど先生の御説明のとおりでございますが
○参考人(清井正君) ただいまいろいろ御指摘がございましたが、私どもといたしましては、確かに、最近、競馬が非常にファンの方が多くて、 〔副主査退席、主査着席〕 したがって、馬券の売り上げも非常に多いという現況であるわけであります。ところが、御承知のように、本会の仕事というのは、競馬を施行するという特別の任務のために特別な法律に基づいて設立せられた競馬の主催者である私どもでございますが、本会の収入
○参考人(清井正君) 私がお答えいたします。 ただいまのお答えでございますが、場外馬券場は私ども直接の経営でございます。ふだんから課長級の所長を命じておりまして、本会の直接の職員というのは数名程度でございます。ただし開催日になりますと、開催日のときに場外馬券を売りますので、ただいまもお話ございましたが、中山競馬場開催の場合はその場外で約四千三百人ぐらい、東京の開催いたします場合では、東京の開催で三千七百人
○参考人(清井正君) 日本中央競馬会の理事長でございます。 ただいま御質問のありました点は、私のほうで、ただいまのお話のとおり競馬運営審議会というのがございまして、予算、決算その他競馬会の重要事項はその審議会に諮問してきめることに相なっているわけでございますが、その席上、ただいまの話のとおり、関西の馬主さんから、阪神競馬場が狭いのでちょうど万博のあと地があるからあそこへ移ってはどうかと、こういうような
○清井参考人 正式に開きましたのは三回でございます。その前に、予算の審議をしていただく前に一度懇談会を開きましたので、会議といたし、ましては四回でございますけれども、正式の会議としては三回でございます。
○清井参考人 ただいまの御質問にお答え申し上げます。 日本中央競馬会の法律におきまして運営審議会という制度がございまして、それを受けまして、本会の定款におきましても運営審議会というものを設置いたしておるわけでございます。運営審議会は、法律に書いてございますけれども、「理事長の諮問に応じ、競馬会の業務の運営に関する重要事項を調査審議する。」ということでございまして、どうしても必要事項として運営審議会
○参考人(清井正君) ブドウ糖の貸し付けは、総じて全部事業計画の六割を貸すことに私どもで政府と相談いたしてきめておるわけでございます。したがいまして、十三億四千八百万円の事業計画でございますれば、それに対する約六割ということでございますと、約八億近いものになります。普通ならば、八億近いものを貸すわけでございまするから、当然この八億程度の融資申請があったものと記憶いたしております。しかし、私のほうには
○参考人(清井正君) ちょっとその前に、よけいなことでございますが、私の知っておることを申し上げますが、ただいまの合併の話でございます。私どものほうから、融資者でありますけれども、通知を受けて存じておりますが、これは共和精糖は別なんであります。共和糖化と東洋果糖ほか二社が合併をして共和糖化株式会社となり、設立予定は四月一日と、こういうふうに聞いておるわけでございますから、念のために申し上げておきたいと
○参考人(清井正君) 私のところは、御承知のとおり、直接ブドウ糖に対する貸し付けをいたしております。したがいまして、昨年の春、日にちをはっきり覚えておりませんが、春ごろからブドウ糖の融資に関していろいろ陳情等を承ったことが数回ございます。ただし、内容については詳しくただいま覚えておりませんでございますが、その融資に関していろいろ陳情を受けていることは事実でございます。
○参考人(清井正君) 貸し付けの計画と貸し付けの実績との関係でございますが、初めに三十八年度の資料をちょっと持っておりますので申し上げますが、三十八年度は、先ほど申し上げましたとおり、予備費三十億を加えて八百七十億でございますので、予備費を除きますというと八百四十億というような実際上の貸し付けワクでございましたが、実際上貸し付けましたのは八百二十五億でございます。若干貸し付け額より下回っておるわけでございます
○参考人(清井正君) 三十八年度の私どもの公庫の貸し付けの計画は、三十八年度が八百七十億でございます。その中に予備費が三十億加わっておりますので、予備費三十億を加えまして八百七十億が三十八年度の貸し付け計画の数字でございます。それから三十九年度は貸し付けの計画が千七十億でございます。その中に予備費が四十億入ってございます。それから四十年度になりますというと、これは本年度ただいま貸し付けを実行いたしております
○参考人(清井正君) ただいまの御質問の点でございますが、私どもは政府機関の中でも特に低利で農林漁業関係者に融資をいたしております機関でございますので、私どもも金融機関の内部事情を健全にしていただくということが最も望ましいことだということで、本決算委員におきましても、従来におきましてもそういう意味における御質問がございまして、私どももお答え申し上げた記憶があるのでございます。常々私どもとしましては、
○清井説明員 金額といたしましては、貸し付け残高の多いものがわりあいに多いということはあたりまえなんでございますが、私どもが一番心配いたしておりますものといたしましては、まだそこまで具体的にはいっておりませんけれども、自作農維持資金、特に開拓者に対する自作農維持資金というものがわりあいに延滞が多いわけでございます。これは御承知のとおりのような貸し付け者の実態でございますから、政府金融機関としてあまり
○清井説明員 延滞金でございますが、三十八年度末については、ただいま先生のお話しのとおりのような状況でございまして、全体の割合といたしましては、延滞金が一・〇五%余でございますが、三十九年の適中の状況でございますると、それよりも下がって、約〇・八%余になっております。さかのぼり三して、三十七年度末はすでに御承知かと思いますが、一・一〇、三十六年度末は一・三四、三十五年度末は二・五四ということでございますので
○清井説明員 三十八年度末残高でございますが、三十八年度末の残高は、総残高が三千二百七十七億円余でございまして、そのおもなものといたしましては、土地改良の貸し付け残高が千百二十二億ばかりでございまして、全体の三四%を占めているわけでございます。その次に大きいものを占めておりますのは自作農維持創設資金でございまして、七百四十二億ばかりでございまして、割合といたしましては二二・七%ということでございまして
○参考人(清井正君) ただいまの御指摘の問題でございますが、私ども改善意見につきまして、会計検査院から不当事項の御指摘をいただきまして、これに対しましての措置につきましては、すでに先ほど御説明の中に申し上げておいた次第でございますけれども、当公庫が政府の金融機関として、一般の金融機関よりもより低利でより有利な条件でお貸ししている次第もございますので、やはり貸し付け先の借り入れ者の心がまえというものをより
○参考人(清井正君) ただいま局長から御答弁申し上げましたが、私ども農林漁業金融公庫の立場から一言申し上げたいと思いますが、先ほどお話がございましたとおり、私どもは農林漁業政策に最も密接した政府金融機関といたしまして、御指摘のありました構造改善事業あるいは農地の取得等におきましても貸し付けをいたしておるわけでございますが、その条件も、当時審議会においてもたびたび御意見がございましたとおり、昨年農林漁業金融公庫法
○参考人(清井正君) 農林漁業金融公庫の昭和三十七年度の業務の概況につきまして、御説明申し上げます。 まず、昭和三十七年度の収入支出決算について御説明いたします。 昭和三十七年度における収入済み額は百三十七億六千百万円余、支出済み額は百三十一億五千百万円余でありまして、収入が支出を超過すること六億一千万円余となっております。 以下これを収入支出の部に分けて御説明いたしますと、まず収入の部におきましては
○清井説明員 ただいまの問題は、実は先年のこの委員会におきましても、先生から十分おしかりをいただいた問題であります。私ども公庫の仕事の運営上、私どもといたしましても一番問題にいたし、その改善について努力をいたさなければならないと思っておりました点の重要な一つでございます。公庫ができましたのは二十八年でございますから、当初からそういう問題があったわけでございますが、申し上げるまでもなく、この検査院の御指摘
○清井説明員 ただいま局長からお話申し上げました点、私ども公庫といたしましても、実施の責任者といたしまして十分考えなければならぬことだと思っておるわけでございます。手続の問題あるいは行政庁のそれに対する介入の問題、これはほんとうに借りたい人に長期、低利の金を貸すということが私どもの役目でございます。潜在的な需要がいろいろな障害があってうまくいかないということは、申しわけないのでございますが、中間にそういった
○清井説明員 この問題は、実は私どもの金融制度が一般の金融機関と違いまして、いわゆる裸の真の希望者の希望というのは、直接に私どもに上がってこない場合があるのでございます。と申しますのは、公庫の融資のワクがそれぞれの種類によってきまりますと、その地方の農政局別あるいは県別に一定のワクというものがきまる場合があるのでございます。そういった場合におきましては、そのワクの範囲内において、それぞれの県当局なりあるいは
○清井説明員 農業金融の本来の性質から申し上げまして、公庫の設立当初から、公庫の貸し付け条件が漸次長期、低利という方向にまいってきていることは、御承知のとおりでありまして、今回の法律改正におきましても、その年限におきましては三十年、一部の種類におきましては三十五年ぐらいのものもございますが、大体三十年ということで、一部の例外を除いてはおそらく一番長い償還期限まできておると思います。私どもといたしまして
○清井説明員 経費率の点について、ちょっと私から御参考のために申し上げておきますが、経費率については、三十八年度と同様の一・四四ということでございますが、その具体的内容、金額について、御参考のためにちょっと申し上げておきたいと思います。 経費率については、委託費率一・一一、事務比率〇・二八、引き当て金〇・〇五、合計一・四四という経費率は、御承知のとおり三十八年度と同様の経費率になっておるわけでございますが
○清井説明員 据え置き期間を償還期限の中に含めて規定をいたすということの問題につきましては、ただいま局長からお答え申し上げたとおりでございまして、実はその点は、私どもも、実際を運営している立場から申し上げまして、借り入れ者の立場から考えますと、そのほうがより便利であるという観点から、お願いをいたしておったわけであります。しかも、こういうふうに別々に規定をいたしておりますのは、御承知のとおり、農林漁業金融公庫
○清井説明員 お話しの点、私もただいま経済局長がお答え申し上げたと同様な感じを実は持っておるわけであります。法律上は先生のおっしゃるとおりだと思います。ただ、経過的な問題かございますのと、ただいま局長が御説明申し上げましたとおり、また三億はかりの金が承継されたものとして残っておりますので、そういったものか片づきますまでの間は、やはり残しておいたほうがいいのではなかろうかという、これは気持でございます
○参考人(清井正君) ただいま議題になりました農林漁業金融公庫の昭和三十六年度決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和三十六年度の収入支出決算について御説明いたします。昭和三十六年度における収入済み額は百二十三億円余、支出済み額は百十二億二千万円余でありまして、収入が支出を超過すること十億七千九百万円余となっております。 以下、これを収入支出の部に分けて御説明いたしますと、まず
○清井参考人 私は、かつて農業災害補償制度協議会が政府部内につくられましたときにその議長という役を仰せつかりました関係上、本日この委員会にお呼び願ったものと存ずるのであります。したがって、ただいま政府において提出されております農業災害補償法の改正法律案について御意見を申し上げる前に、農業災害補償制度協議会においていかなる審議が行なわれたかということにちょっと触れてみたいと思います。 農業災害補償制度協議会
○参考人(清井正君) ごく最近の数字で申し上げますが、七百十億本年度ワクがございまして、最近までわかりました数字で申しますというと、ただいまのお話によりますと、申し込み金額に対して幾らかということでございますが、ちょっと申し込みに対する数字は持っておりませんが、貸付の当初の予定額に対して幾らかという数字を申し上げておきたいと思います。 ちょっとその前に申し上げておきますが、私どもの農林漁業金融公庫
○参考人(清井正君) 三十七年度の主務大臣の指定施設のワクは、お手元に資料を提出してございますが、八億九千万円になっております。指定施設と申しますのは個人の施設でございます。私どもが貸しております施設の一番小さい施設でございます。したがいまして、この施設は、原則として農業協同組合を通じて転貸しをいたしておるわけでございます。直接個人にお貸ししているものは、原則としてないのでございます。そのワクが今年度
○参考人(清井正君) お答え申し上げます。 ただいまのお尋ねのごとく、私どもの公庫といたしましては、農林漁業に対しまして長期、低利の融資をいたしておるわけでございますが、三十七年度、いわゆる本年度におきまして貸しております金額の一番大きいものは、申すまでもなく土地改良事業でございますが、土地改良事業に対しましては、貸付利率は、国の補助がある事業につきましては、補助団について六分五厘でございます。国
○清井説明員 主として自主的な経営面の指導は、農林省においてやっていらっしゃるわけなんで、融資の問題につきましては農林、大蔵両省と御連絡申し上げていたしておるわけであります。従来私どもといたしましては、公庫の業務方法書によりますれば、事業計画金額の八割以内を融資することができるということにいたしておりますけれども、公庫全体のワクが総需要を全部満たすという状況に至っておりませんために、やはり大企業でございますと
○清井説明員 ただいまの御質問のありました北海道のてん菜糖生産の問題でございますが、私どもは先ほど来芳賀委員御指摘の点もございましたが、政府機関としての性格上、農林漁業関係で他の金融機関の貸すことのできないものについて貸せという建前になっておるわけでございまして、そこまで政府の金融機関としての使命であるというふうに自覚をしておるわけでございますが、北海道のビートの生産につきましては、たまたまビート生産
○清井説明員 ただいまのお話の点でございますが、従来からも公庫の金利体系並びにその他の償還期限等の条件が貸付対象によっていろいろ異なっておりますので、非常に複雑であるという御批判も受けておるわけでございます。私どもといたしましても、そういう御批判を受けておりまするけれども、なるべく事務を改善いたしまして、申し込み書類の簡約化その他をはかりまして、できるだけ借手の便宜になるように努めて参っておりますけれども
○清井説明員 わかりました。御指摘のいわゆる延滞になっておるものの数字でございますが、その延滞になっておる数字が、三十七年三月末現在でございますが、一億二千七百四十一万八千円ということになっておるわけでございます。従いましていわゆる開拓農家貸付残高が三十億七千五百万円でございますから、約四・一四%程度が開拓関係に貸し付けいたしたものの延滞になっておる金額でございます。これは昨年度末——昨年度といいますか
○清井説明員 ただいまの御質問の点でございますが、私どもの公庫で開拓関係に貸付をいたしました総額が四十三億二百三十万六千円になっております。そのうち期限がきて返していただいたものもございますので、現在の……
○清井説明員 ただいま堀委員から御質問がございましたが、ただいま二百五十万を限度といたしまして、その場合の必要最小限度というと、抽象的な基準というものは私ども持っていないわけであります。これは先生御承知の通り金融でございますから、一律に限度と申しましてもいろいろな場合があるわけでございまして、その点は御承知の通り、私どもは借り入れ希望がございました場合、その借り入れ希望者の計画をよく検討いたしまして
○参考人(清井正君) 昭和三十七年度、本年度におきますワクを御参考までに御説明申し上げたいと思います。 農林漁業金融公庫の本年度のワクのうち、本年度が七百十億の貸付ワクでございますが、このうち土地改良が二百五十二億でございまして、三分の一近い数字を占めております。それから自作農維持創設資金、これは御承知のように、零細な農家にお貸しする自作農創設資金、これが百九十五億、この二つが非常に大きいのでございまして
○参考人(清井正君) 私から補足をさせていただきたいと思います。 先ほど私申し上げました三十七年度の私どものほうの公庫の漁業関係の予算のワクは、漁港を作ります場合に貸し付ける額が四億四千万円、漁船を作ります場合に貸し付ける金が五十億、それから沿岸漁家の経営費定資金でただいま次長が御説明申し上げました一億、それから共同利用施設に貸す金が十億、それから個人がこまかい施設をやります場合に貸す金が五億五千万円
○参考人(清井正君) ただいま椅次長がお答え申し上げましたとおりでございますが、三十七年度におきます私どもの水産関係の貸付額は総計七十億九千万円でございます。内訳を申し上げ一まずと、漁港に四億四千万円、漁船に五一十億、それから沿岸魚家の経営安定資金に一億、それから漁業協同組合等の行ないます共同施設に十億、それから個人がやりますこまかい施設に五億五千万円でございまして、合計で七十億九千万円ということになっております
○参考人(清井正君) これは北村さん御存じのとおり、当初公庫ができましたときは全部委託貸しでございました。直接貸しはいたしませんで、全部農林中央金庫、県の信用農業協同組合連合会及び地方銀行というものを受託金融機関といたしまして、全部委託貸しをいたしておったのでありますが、昭和三十三年度から、一部直接貸しを実行いたすことに相成りまして、ただいままでに九つの支店を設置いたしまして、一部直接貸付をいたしております
○参考人(清井正君) ただいまの御質問の点は、私どもの農林漁業金融公庫の当面しております重大な問題の一つでございます。申すまでもなく、私どもの公庫は、一般の金融機関が貸すことのできない貸付対象に対して、長期低利で貸し付けをいたすということが、わが公庫の使命でございますので、したがって、貸付金利は非常に低い金利でございまして、平均五分五厘をちょっと越している程度の平均金利でございます。償還も十年ないし
○参考人(清井正君) ただいま議題となりました農林漁業金融公庫の昭和三十五年度決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和三十五年度の収入支出決算について御説明いたします。 昭和三十五年度における収入済額は百七億八千九百万円余、支出済額は九十八億二千万円余でありまして、収入が支出を超過すること九億六千九百万円余となっております。 以下これを収入支出の部に分けて御説明いたしますと
○清井説明員 お話の通り、これは原則といたしまして産投会計からの出資でまかなって参ってきておったわけでございますが、最近ここ二、三年前から造林資金の需要が非常に拡大をいたしておるような見合いもございまして、国有林野特別会計等の財源が見合いとなって一般会計から一部融資がある、こういうことになっておるように私は記憶しておるのであります。従って、当初は六億だと思いましたが、ここ二、三年来ふえておりまして、
○清井説明員 私どもはただいまお話がありました通り、主として公共的な目的の貸付をいたしておるわけでございまして、本年度は七百十億の資金でございますが、二百五十億ばかりが土地改良の資金でございまして、残りのうち重要なものは自作農創設維持資金の二百億、この二つが最も大きな資金でございまして、その他造林、漁船等にもお貸しいたしておりますし、あるいは北海道あるいは九州の特殊地帯に対する等、いわゆる先ほどお述